秋から冬に多い皮膚疾患

冬の時期に多くなる皮膚疾患を下表にまとめました。
寒くて乾燥する季節だからしかたがないとあきらめず、根気強いケアを心がけ健康な皮膚を養いましょう。

疾患名 解説 治療法

しもやけ(凍瘡)

冬の代表的な皮膚の疾患で、寒さによる血行障害が原因で手や指、足にできやすくなる。

膠原病の全身性エリテマトーデスや、凍瘡状狼瘡(とうそうじょうろうそう)などでも似た症状が現れるので、たかがしもやけと思わずに注意が必要 医薬品のビタミンEで血行を促進

網状皮斑(もうじょうひはん)

温度の急激な変化によって血管の微妙な調整がうまくいかないために起こる疾患。

脚に網目のような紅斑(血管拡張や充血が真皮内に起こり赤くなった状態)ができる。

背後に何らかの疾患が隠れていないか調べることが重要 マッサージや保温で血行を促し、血流を改善する薬を使う
皮脂欠乏性湿疹 皮膚のバリア機能が損なわれ、乾燥して角質がはがれる。

皮膚表面のガサガサ、粉をふく、かゆみ、ひび割れによる痛みの発生 炎症を起こして湿疹が強いときはステロイド剤、症状が落ち着いた後は、予防のために保湿剤を使う

あかぎれ

び割れが重症化した状態。

亀裂が深く、真っ赤に腫れ、何もしていなくても痛みを感じる

パックリ割れた場合は強めのステロイド剤を使って治療

貨幣状湿疹 

コイン状の湿疹が脚などに現れる。

引っ掻いて崩れたところから分泌物が出て、それが体内に吸収されると自家中毒を起こすことも。

湿疹をこじらせることもあるのでしっかり治療することが重要

かゆみや炎症がひどい場合は、ステロイド剤で炎症を抑える

尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)

慢性的な自己免疫が関与する皮膚疾患。

紅斑ができて、次第にかさぶたで覆われ、やがてそれがボロボロとはがれる。

冬場に悪化する人が多い 基本はステロイド剤やビタミンD誘導体の外用薬で治療。

難治な場合には、紫外線療法や最先端のバイオ技術によって生み出された生物学的製剤による治療法も注目されている

低温熱傷

湯たんぽ、電気カーペット、使い捨てカイロなどの使用により起こる。

短時間の接触では問題とならない温度でも、長時間接触することによって起こる皮膚傷害。

放置すると、植皮が必要になるほど深い潰瘍を生じることも 流水で冷やし、すぐに病院へ。

応急処置にはワセリンも有効

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