花粉シーズンの肌に湿疹・かゆみが現れる理由


花粉の影響でくしゃみ・鼻水が止まらなくなったり、目の粘膜に炎症を起こしたりするのは、体内に入ろうとする花粉を身体が異物と捉え、追い出そうとする「アレルギー反応」によるものです。肌の場合も同様に、皮膚を通して侵入しようとする花粉に対してアレルギー反応を起こすことがあります。
なぜ、花粉で肌トラブルが起こるの?

私たちの肌には本来、外界から異物が侵入するのを防ぐ「バリア機能」が備わっています。このバリア機能において重要な働きをしているのが、表皮のもっとも外側で外界と接している角層です。
角層では、うるおいを含んだ角層細胞と、角層細胞同士をつないでいる細胞間脂質がすきまのない構造を作っています。さらに、角層表面を皮脂の膜が覆うことで、肌の内側から水分が蒸散するのを防いでいます。この状態が保たれた肌は、花粉はもちろん、PM2.5や細菌・ウイルスもブロックすることができます。
しかし、空気が乾燥する季節になると、角層からうるおいが失われて細胞と細胞の間にすきまが生じ、バリア機能が低下。花粉が肌に侵入しやすくなり、免疫システムがそれらを追い出そうと反応してしまうのです。
花粉による肌トラブルが現れやすい部位は?

花粉による湿疹・かゆみは、バリア機能が低下し、かつ、花粉にさらされやすい顔や首に起こりやすいことが分かっています。軽いかぶれや赤み・ぶつぶつ、チリチリとしたくすぐったいようなかゆみとして現れることもあれば、境界がはっきりとした赤みや、盛り上がりを伴う湿疹などに発展することもあります。特に、皮膚が薄くて乾燥しやすい目の周りなどは、症状が強く現れやすくなります。
また、もともとアトピー性皮膚炎の症状がある人の場合、花粉が飛散する時期は全身の皮膚炎が悪化することもあります。
花粉によるかゆみ・湿疹の対処法とは

花粉が多く飛散する季節は、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。花粉による影響を防ぐ対策や、かゆみへの対処法をご紹介します。
花粉と肌が接触することを避ける

花粉の時期のかゆみ・湿疹を防ぐには、花粉と肌との接触をできるだけ減らすことが大切です。外出するときは花粉の付着を防ぐために、帽子やマスク、メガネなどを活用しましょう。帰宅したら、衣類や髪についた花粉をよく払い落としてから室内に入る習慣づけを。また、この時期は洗濯物もできるだけ部屋干しにするとよいでしょう。

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